ルマケラスのCDxには「AmoyDxⓇ 肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」、「肺がん コンパクトパネルⓇ Dx マルチコンパニオン診断システム」「therascreenⓇ KRAS 変異検出キット RGQ「キアゲン」」及び「Guardant360TM CDx がん遺伝子パネル」があります。初回治療の診断時からルマケラスの投与までのKRAS遺伝子検査のフローを示します図1。
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検査の実施にあたっては、各検査の製品サイトや日本肺癌学会のガイドライン等をご参照ください。
リアルタイムPCR法を用いた、既存のNGSを用いた方法よりも迅速に解析が可能な肺癌に特化したマルチ遺伝子診断薬です。KRASを含め、11のがん関連遺伝子異常の検出が可能です表1。本邦においてはKRAS、ALK、BRAF、EGFR、MET、ROS1、RETの計7遺伝子のコンパニオン診断薬として承認されています表2。
対象遺伝子 |
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ALK、BRAF、EGFR、HER2、KRAS、MET、NTRK1、NTRK2、NTRK3、RET、ROS1 |
AmoyDiagnostics社プレスリリース(URL:http://www.amoydiagnostics.com/newDetail/82)より引用・作成
遺伝子異常 | 関連する医薬品 |
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KRAS遺伝子G12C変異 | ルマケラス |
ALK融合遺伝子 | クリゾチニブ、アレクチニブ塩酸塩、ブリグチニブ |
BRAF遺伝子V600E変異 | ダブラフェニブメシル酸塩及びトラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物の併用投与 |
EGFR遺伝子変異 | ゲフィチニブ、エルロチニブ塩酸塩、アファチニブマレイン酸塩、オシメルチニブメシル酸塩 |
METエクソン14スキッピング変異 | テポチニブ塩酸塩水和物 |
ROS1融合遺伝子 | クリゾチニブ、エヌトレクチニブ |
RET融合遺伝子 | セルペルカチニブ |
マルチ遺伝子検査の実施にあたっては、ご使用になるマルチ遺伝子検査の最新の電子添文等をご参照ください。
対象となるコンパニオン診断として、初回治療の診断目的で使用が可能な、アプリコンシークエンス法を用いたNGSです。KRASを含め、46のがん関連遺伝子異常の検出が可能であり表1、本邦においては非小細胞肺癌におけるALK、BRAF、EGFR、ROS1, RETの計5遺伝子のコンパニオン診断薬として承認されています表2。NGSのなかでも、オンコマインDxTTは施設要件に関する承認条件がないため、がん診療を行っているすべての医療施設において使用が認められています。
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遺伝子異常 | 遺伝子 |
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DNA(遺伝子変異) | AKT1、ALK、AR、BRAF、CDK4、CTNNB1、DDR2、EGFR、ERBB2、ERBB3、ERBB4、ESR1、FGFR2、FGFR3、GNA11、GNAQ、HRAS、IDH1、IDH2、JAK1、JAK2、JAK3、KIT、KRAS、MAP2K1、MAP2K2、MET、MTOR、NRAS、PDGFRA、PIK3CA、RAF1、RET、ROS1、SMO |
RNA(融合遺伝子) | ABL1、ALK、AXL、BRAF、ERBB2、ERG、ETV1、ETV4、ETV5、FGFR1、FGFR2、FGFR3、MET、NTRK1、NTRK2、NTRK3、PDGFRA、PPARG、RAF1、RET、ROS1 |
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遺伝子異常 | 関連する医薬品 |
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ALK融合遺伝子 | クリゾチニブ、アレクチニブ塩酸 |
EGFR遺伝子変異 | ゲフィチニブ、エルロチニブ塩酸塩、アファチニブマレイン酸塩、オシメルチニブメシル酸塩 |
BRAF遺伝子V600E変異 | ダブラフェニブメシル酸塩及びトラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物の併用投与 |
ROS1融合遺伝子 | クリゾチニブ、エヌトレクチニブ |
RET融合遺伝子 | セルペルカチニブ |
遺伝子パネル検査の実施にあたっては、ご使用になる遺伝子パネル検査の最新の添付文書等をご参照ください。
NGSを用いたコンパニオン診断システムです。表3に示したがん関連遺伝子異常の検出が可能です。KRAS G12C、EGFR、ALK、ROS1、BRAF V600E、MET、RETのコンパニオン診断薬として承認されています(表4)。
FFPE組織検体に加えて、気管支ブラシ擦過診(TBB)、針洗浄液(TBNA)などの細胞診検体でも検出が可能です。
対象遺伝子 |
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KRAS、EGFR、ALK、ROS1、MET、BRAF、RET、HER2 |
遺伝子異常 | 関連する医薬品 |
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KRAS遺伝子G12C変異 | ルマケラス |
EGFR遺伝子変異 | ゲフィチニブ、エルロチニブ塩酸塩、アファチニブマレイン酸塩、オシメルチニブメシル酸塩 |
ALK融合遺伝子 | クリゾチニブ、アレクチニブ塩酸塩、ブリグチニブ |
ROS1融合遺伝子 | クリゾチニブ |
METエクソン14スキッピング変異 | テポチニブ塩酸塩水和物 |
BRAF遺伝子V600E変異 | ダゴラフェニブメシル酸塩、トラメチニブジメチルスルホキシド付加物の併用投与 |
RET融合遺伝子 | セルペルカチニブ |
マルチ遺伝子検査の実施にあたっては、ご使用になるマルチ遺伝子検査の最新の電子添文等をご参照ください。
therascreenⓇ KRAS 変異検出キット RGQ 「キアゲン」(therascreenⓇ はキアゲン社の登録商標です。)は、リアルタイムPCR法により組織検体から抽出したDNAについて、KRAS遺伝子のG12C変異の検出が可能です表1。
対象遺伝子 | 変異サブタイプ |
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KRAS | G12C |
Guardant360TM CDx がん遺伝子パネルについては、進行固形がん患者の末梢血を検体とする、次世代シーケンサー(NGS)を用いたリキッドバイオプシー検査です。ルマケラスのCDxであり、その他、ALK、BRAF、EGFR、MET、MSI-High等74のがん関連遺伝子異常の検出が可能です4) 。組織を用いた検査に比較して低侵襲であり、組織検体の採取が困難な患者にも用いられます。
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遺伝子異常 | 遺伝子 |
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一塩基置換 | AKT1、ALK、APC、AR、ARAF、ATM*、BRAF、BRCA1**、BRCA2**、CCND1、CDH1、CDK4、CDK6、CDK12*、CDKN2A、CTNNB1、EGFR、ERBB2、ESR1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、GATA3、GNA11、GNAQ、HRAS、IDH1、IDH2、KIT、KRAS、MAP2K1、MAP2K2、MET、MLH1、MTOR、MYC、NF1、NFE2L2、NRAS、NTRK1、NTRK3、PDGFRA、PIK3CA、PTEN、RAF1、RET、RHEB、ROS1、SMAD4、SMO、STK11、TERT、TSC1、VHL |
挿入/欠失 | AKT1、ALK、APC、ATM*、BRAF、BRCA1**、BRCA2**、CDH1、CDK12*、CDKN2A、EGFR、ERBB2、ESR1、FGFR2、GATA3、HNF1A、HRAS、KIT、KRAS、MET、MLH1、NF1、PDGFRA、PIK3CA、PTEN、RET、ROS1、STK11、TSC1、VHL |
遺伝子増幅 | ERBB2、MET |
融合遺伝子 | ALK、NTRK1、RET、ROS1 |
*病原性生殖細胞の異常のみが報告の対象となります。体細胞の異常は報告されません
**生殖細胞と体細胞の異常について報告が可能です
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対象遺伝子 | 変異サブタイプ |
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KRAS | G10dup、A11_G12dup、N116H、K117N、K117F、K117R、D119N、D119H、G12A、G12C、G12D、G12F、G12R、G12S、G12V、G12E、G12I、G12L、G12W、G12_G13dup、G13A、G13C、G13D、G13E、G13G、G13R、G13S、G13V、G13H、G13dup、G12_G13insAG、V14I、V14L、A146P、A146T、A146V、A146S、A18D、L19F、Q22E、Q22K、Q22R、Q22L、I24N、D33E、P34L、P34R、I36M、K5N、K5E、T50I、T58I、A59E、A59G、A59T、G60R、G60D、Q61H、Q61K、Q61L、Q61R、Q61E、Q61P、E62K、S65N、S65I、Y71H、Y71C、T74P、R97K |
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●)Guardant360TM CDx がん遺伝子パネルTechnical Information(USA)(2021年5月)より作成
実際の手順、注意事項等についてはCDxの最新の添付文書等をご参照ください。
therascreenⓇ KRAS 変異検出キット RGQ 「キアゲン」(therascreenⓇ はキアゲン社の登録商標です。)は、リアルタイムPCR法により組織検体から抽出したDNAについて、KRAS遺伝子のG12C変異の検出が可能です表1。
対象遺伝子 | 変異サブタイプ |
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KRAS | G12C |
Guardant360TM CDx がん遺伝子パネルについては、進行固形がん患者の末梢血を検体とする、次世代シーケンサー(NGS)を用いたリキッドバイオプシー検査です。ルマケラスのCDxであり、その他、ALK、BRAF、EGFR、MET、MSI-High等74のがん関連遺伝子異常の検出が可能です4) 。組織を用いた検査に比較して低侵襲であり、組織検体の採取が困難な患者にも用いられます。
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遺伝子異常 | 遺伝子 |
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一塩基置換 | AKT1、ALK、APC、AR、ARAF、ATM*、BRAF、BRCA1**、BRCA2**、CCND1、CDH1、CDK4、CDK6、CDK12*、CDKN2A、CTNNB1、EGFR、ERBB2、ESR1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、GATA3、GNA11、GNAQ、HRAS、IDH1、IDH2、KIT、KRAS、MAP2K1、MAP2K2、MET、MLH1、MTOR、MYC、NF1、NFE2L2、NRAS、NTRK1、NTRK3、PDGFRA、PIK3CA、PTEN、RAF1、RET、RHEB、ROS1、SMAD4、SMO、STK11、TERT、TSC1、VHL |
挿入/欠失 | AKT1、ALK、APC、ATM*、BRAF、BRCA1**、BRCA2**、CDH1、CDK12*、CDKN2A、EGFR、ERBB2、ESR1、FGFR2、GATA3、HNF1A、HRAS、KIT、KRAS、MET、MLH1、NF1、PDGFRA、PIK3CA、PTEN、RET、ROS1、STK11、TSC1、VHL |
遺伝子増幅 | ERBB2、MET |
融合遺伝子 | ALK、NTRK1、RET、ROS1 |
*病原性生殖細胞の異常のみが報告の対象となります。体細胞の異常は報告されません
**生殖細胞と体細胞の異常について報告が可能です
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対象遺伝子 | 変異サブタイプ |
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KRAS | G10dup、A11_G12dup、N116H、K117N、K117F、K117R、D119N、D119H、G12A、G12C、G12D、G12F、G12R、G12S、G12V、G12E、G12I、G12L、G12W、G12_G13dup、G13A、G13C、G13D、G13E、G13G、G13R、G13S、G13V、G13H、G13dup、G12_G13insAG、V14I、V14L、A146P、A146T、A146V、A146S、A18D、L19F、Q22E、Q22K、Q22R、Q22L、I24N、D33E、P34L、P34R、I36M、K5N、K5E、T50I、T58I、A59E、A59G、A59T、G60R、G60D、Q61H、Q61K、Q61L、Q61R、Q61E、Q61P、E62K、S65N、S65I、Y71H、Y71C、T74P、R97K |
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●)Guardant360TM CDx がん遺伝子パネルTechnical Information(USA)(2021年5月)より作成
実際の手順、注意事項等についてはCDxの最新の添付文書等をご参照ください。
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